採用担当者向け適性検査ツールナビ│テスナビ
採用担当者向け適性検査ツールナビ│テスナビ » 理想的な面接官になるには » 面接で人柄や性格を見極める質問例

面接で人柄や性格を見極める質問例

面接で人柄や性格を見極めることは、応募者の将来の業績や企業への適合性を判断する上で非常に重要です。どのような質問をすれば面接で人柄や性格を見極められるのか、具体的な質問例をいくつかご紹介します。

面接で人柄や性格を見極める重要性

面接で人柄や性格を見極める必要がある理由はいくつかあります。

まず、候補者の性格や人柄は、企業文化やチームの雰囲気との相性を確認する上で人柄や性格が重要となってきます。優秀なスキルや経験を持っていても、組織の文化やチームと合わない場合、その人材を採用しても意味がありません。また、面接では候補者との相互作用を通じて、コミュニケーションスキルや人間関係の構築能力など、仕事に必要なさまざまな面を評価することができます。

そのため、面接で候補者の性格や人柄を見極めることは適切な採用を行う上で欠かせない要素です。

人柄や性格を見極めるための質問の作り方

採用面接では、候補者の人柄や性格を的確に見極めることが重要です。人材のスキルだけでなく、企業文化やチームとの適合性を判断するための質問を作成することが、成功する採用の鍵となります。ここでは、効果的な質問を作るための具体的な方法を紹介します。

オープンクエスチョンで自由な回答を引き出す

候補者の価値観や思考パターンを知るには、オープンクエスチョンが効果的です。「はい」か「いいえ」で終わらない質問を用いることで、彼らがどのような人物なのかを深く探ることができます。例えば、これまでの経験や挑戦を語らせる質問を設定すると、自然と候補者の具体的なエピソードが引き出されるでしょう。

オープンクエスチョンを活用する際には、候補者がリラックスして答えられる雰囲気を作ることも大切です。質問内容が明確で、回答の方向性が示唆されているとより効果的です。

質問の深掘りで本質を見極める

候補者が答えた内容に対してさらに掘り下げる質問をすることで、表面的な回答に留まらず、その背景や意図を理解することが可能です。例えば、「なぜその方法を選択したのか」「その選択の結果どう感じたのか」などの質問を投げかけることで、候補者の思考プロセスや価値観をより明確にすることができます。

深掘りの質問は、候補者にとっても自分を振り返る良い機会となり、率直な回答を引き出すきっかけにもなります。

行動事例を基に候補者の特性を把握する

候補者が実際にどのような行動をとってきたのかを知るためには、具体的な事例を求める質問が有効です。「過去にどのような状況でどのように行動したのか」を聞くことで、行動パターンや性格の特徴を把握することができます。

行動事例を聞く質問を作成する際には、候補者が具体的なエピソードを話しやすいように、質問の範囲を適切に設定することがポイントです。例えば、特定の職務やプロジェクトに焦点を当てることで、より詳細な情報を得られるでしょう。

自己認識に関する質問で深い理解を得る

自己認識に関する質問は、候補者が自分自身をどれだけ理解しているかを知る上で重要です。「自身の強みと弱み」や「どのような環境で力を発揮できるか」などを尋ねることで、候補者の自己認識や成長意欲を確認できます。

こうした質問を通じて、候補者が自分のキャリアについてどれだけ深く考えているのか、またどのような目標を持っているのかを評価することが可能です。

企業文化との適合性を探るための質問

人柄や性格を見極める上で、候補者が企業文化やチームとどれだけフィットするかを判断することも欠かせません。そのためには、企業の価値観や文化に関連する質問を設けることが重要です。「仕事をする上で大切にしている価値観」や「理想のチーム像」について尋ねると、候補者が自社で働く姿をより具体的にイメージできます。

このような質問をする際は、面接官が自社の文化や価値観を明確に把握していることが前提となります。その上で、候補者の回答と自社の特徴を照らし合わせ、適合性を判断しましょう。

人柄や性格を見極められる質問例

では具体的にどのような質問をすれば、面接で人柄や性格を見極めることができるのでしょうか。
いくつか質問例をご紹介します。

人柄編

  1. 今までの成功体験について、最も自慢できるものは何ですか?
  2. 困難な状況に直面した際、どのように対処しますか?
  3. 最も尊敬する人物やヒーローは誰ですか?その理由は何ですか?
  4. 趣味や興味を教えてください。それらはあなたの仕事への姿勢にどのような影響を与えていますか?
  5. あなたを一言で表すとしたら、何と言いますか?
  6. 仕事のモチベーションややりがいを感じる点は何ですか?
  7. 目標達成のためにどのような努力をしてきましたか?
  8. 他の人との協力やコミュニケーションで得意とすることは何ですか?
  9. 過去に誰かのために尽くした経験や行動を教えてください。
  10. 難しい決断をする際、どのようにして判断しますか?
  11. 他人との関係を築く上で重要だと思うことは何ですか?
  12. あなたの人生で最も感銘を受けた出来事や体験について教えてください。

性格編

  1. 新しいアイデアや変化に対して、どのように受け入れますか?
  2. 圧力やストレスがかかった時、どのように振る舞いますか?
  3. 目標に向かって努力する際、どのように計画を立てますか?
  4. 他人との対立や意見の違いを解決する際、どのようなアプローチを取りますか?
  5. 新しい環境やチームに適応する際、どのようにして関係性を築きますか?
  6. 自己管理や時間管理について、どのような取り組みをしていますか?
  7. 新しいプロジェクトや挑戦に取り組む際、どのように自分をモチベーション付けますか?
  8. チームでの役割分担やリーダーシップのあり方について、どのような考えをお持ちですか?
  9. 自己成長や学びを促すために、普段どのような努力をしていますか?
  10. 失敗からどのように立ち直りましたか?

面接で人柄や性格を見極めるために必要な準備

面接の時間を最大限に活用して候補者を見極めるには、面接前の適性検査が役立ちます。 適性検査を面接前に実施することで、候補者の性格や特性を把握し、そのデータから候補者の適性を判断できます。検査結果に基づき、特定の気になるポイントについてさらに掘り下げた質問を準備することで、より深い洞察が得られ、候補者の適性をより正確に見極めることができるでしょう。

必要な人材を逃さない!
採用面接に使える
適性検査ツールの実例を見る

まとめ

応募者の人柄や性格を見極めることは、単にスキルや経験だけではなく、その人がチームや組織に適合するかどうかを判断する上で欠かせません。人柄や性格を把握することで、将来の業績やパフォーマンスを予測しやすくなるだけでなく、採用の成功に直結します。そのため、面接では適切な質問や行動を通じて、応募者の人柄や性格を深く理解することが求められます。

ただし、面接だけでは応募者のスキルや経験、専門知識などを完全に把握することが難しい場合があります。面接だけでなく適性検査を活用することで、面接では見えにくい応募者の特性や適性を客観的に把握することができるでしょう。

採用フェーズ別に考える
おすすめの適性検査ツール

それぞれの採用フェーズごとに活用しやすい特色を持ったおすすめの採用向け適性検査ツールを3つ紹介します。

2024年3月30日時点でGoogleにて「適性検査ツール」と検索した際に表示された公式サイトに掲載されている48ツールから選出。「採用に特化している」「公式サイトに導入実績が明記されている」「回答時間が30分以内」に当てはまる中から、それぞれ特色を持ったツールをおすすめとして掲載しています。

【面接時に活用】
面接前に性格や強みを
把握する
例えばこんな企業
  • 面接の際、候補者の性格や人柄の判断基準が曖昧なのを改善したい
  • より効果的な面接のため、性格や質問するべき内容を事前に把握したい
性格・メンタル検査に特化
高い精度で個性がわかる
HCi-AS(エーエス)
適性検査 HCi-AS公式HP
引用元:適性検査 HCi-AS公式HP
https://hci-inc.co.jp/product_as/
導入実績

国内約8,000社、国外約1,000社
※2024年3月時点の実績

検査・分析時間

回答時間:約10分

受検者本来の行動的特徴と性格の本質を把握できるHCi-ASは、適性検査が当たっていないと感じる企業におすすめです。面接で見抜きにくいメンタル適性のチェックも可能。受検後すぐに報告書が確認できるスピード感も魅力です。

HCi-AS導入方法を
公式HPで見る

電話で問い合わせる

HCi-ASの
検査内容や導入実績を
詳しくチェックする

【エントリー直後に活用】
不採用候補者を把握する
例えばこんな企業
  • 大量の応募者から大人数を採用したいため、面接に時間がかけられない
  • いわゆる「問題人材」の採用が続いてしまっていた
自社で不採用にすべき
候補者がすぐにわかる
不適性検査スカウター
不適性検査スカウター公式HP
引用元:不適性検査スカウター公式HP
https://scouter.transition.jp/
導入実績

約32,000社
※2024年3月時点の実績

検査・分析時間

回答時間:約30分

面接の前に定着しない・成長しない・頑張らない人材を見分ける検査が可能な不適性検査スカウターです。問題となる特性を事前に発見し、面接の工数削減の他、人材採用の失敗を減らします。

不適性検査スカウター導入方法を
公式HPで見る

不適性検査スカウターの
検査内容や導入実績を
詳しくチェックする

【採用基準の作成に活用】
自社の傾向を把握する
例えばこんな企業
  • そもそもどのような社員を採用すべきかわからない
  • 採用活動を開始する前に、自社の部署・職種ごとの風土や傾向を可視化したい
現職社員と候補者の
性格診断結果の比較ができる
ミキワメ
ミキワメ公式HP
引用元:ミキワメ公式HP
https://mikiwame.com/
導入実績

約2,500社以上
※2023年11月時点の実績

検査・分析時間

回答時間:約30分

ミキワメは現在社内で活躍する社員の性格データを基に、候補者の採用おすすめ度を表示してくれる適性検査のツールです。従業員の誰に似ているかだけでなく各部署との相性もわかります。

ミキワメ導入方法を
公式HPで見る

電話で問い合わせる

ミキワメの
検査内容や導入実績を
詳しくチェックする

【選定条件】
「採用に特化している」「公式サイトに導入実績が明記されている」「回答時間が30分以内」という条件に当てはまる中で、以下のものを選出しました。
・「HCi-AS」…上記条件の内、唯一の性格・メンタル診断特化ツール
・「不適性検査スカウター」…上記条件の内、唯一の不適性検査ツール
・「ミキワメ」…上記条件の内、唯一現職社員との比較が可能なツール

採用課題別に考えるおすすめの適性検査ツール