新人や若手社員に対してギャップを感じ、どのように育成をすればいいのか悩むケースが増えてきています。この記事では、そんな自分たちの時のやり方が通用しない「イマドキ」の新人の特徴と育成のためのポイントを解説していきます。
時代によって考え方も価値観も変わるため、自分自身の新入社員時代ではなく今の時代の新入社員の特徴を把握することが大切です。イマドキ新人の傾向として、下記の3つの特徴が挙げられます。
イマドキ新人は、指示された範囲のことしかやらないという傾向が見られます。これは「仕事をさぼっている」というわけではなく「余計なことはしない」という考えが根底にあるのでしょう。 ただし言われたことを真面目にこなすため、丁寧に指示を出せば能力を伸ばすことが期待できます。
あくまでもプライベートを大切にしながら、無理のない範囲で仕事をしたいというのもイマドキ新人の特徴です。ライフワークバランスを重視しながら周囲の空気を読み、仕事を達成することよりも自分の居心地のよさを優先的に考えるため、無理をしてまで働く必要はないと考えています。
また「仕事は仕事」「プライベートはプライベート」と割り切っているため、必要以上に自分の情報を出さず、周囲から一定の距離を置く傾向がみられます。ビジネスライクな関係を望んでいるため、必要以上に自分のテリトリーに踏み込んでくる職場の人間関係はストレスを感じやすいのが特徴です。
新人を育成するにはどんなことに気をつければよいのでしょうか。ここでは2つのポイントを紹介します。
性格や特性は人さまざま。それぞれに得意・不得意があり、習得しているスキルや経験値もばらばらです。成熟度に合わせて指示や行動を変えて、成長をサポートすることが大切と言えるでしょう。また新入社員一人ひとりの特徴を把握することによって相手への理解が深まり、その人の能力を最大限引き出せるような指導をすることができます。
また、こまめに声を掛けることも重要です。声掛けには質問や疑問を解消するだけでなく、「ちゃんとあなたを見ている」「仲間として認めている」というメッセージも込められています。丁寧にフォローをすることによって新人社員の不安も和らぎ、何でも話しやすい環境になるでしょう。
主体的な新入社員を育てるためには、次の6つのステップで新人育成をすると良いでしょう。
一人前になったときの状態を具体的なイメージを上司とOJT担当と共有し、共通認識を持つことが大切です。ついあれこれ口を挟みたくなりますが、自主性に任せて新入社員自身に考えさせるようにしましょう。業務結果のフィードバックでは内容が適切だったかだけでなく、報告、連絡、相談のタイミングが良かったかなども確認するポイントです。
最後に業務を振り返り、よかった点と悪かった点を評価し、フィードバックを踏まえて「次の課題」を問いかけましょう。OJT担当があえて答えを出さず、新入社員に考えさせることによって主体性を育てます。
それぞれの採用フェーズごとに活用しやすい特色を持ったおすすめの採用向け適性検査ツールを3つ紹介します。
2024年3月30日時点でGoogleにて「適性検査ツール」と検索した際に表示された公式サイトに掲載されている48ツールから選出。「採用に特化している」「公式サイトに導入実績が明記されている」「回答時間が30分以内」に当てはまる中から、それぞれ特色を持ったツールをおすすめとして掲載しています。
国内約8,000社、国外約1,000社
※2024年3月時点の実績
回答時間:約10分
受検者本来の行動的特徴と性格の本質を把握できるHCi-ASは、適性検査が当たっていないと感じる企業におすすめです。面接で見抜きにくいメンタル適性のチェックも可能。受検後すぐに報告書が確認できるスピード感も魅力です。
約32,000社
※2024年3月時点の実績
回答時間:約30分
面接の前に定着しない・成長しない・頑張らない人材を見分ける検査が可能な不適性検査スカウターです。問題となる特性を事前に発見し、面接の工数削減の他、人材採用の失敗を減らします。
約2,500社以上
※2023年11月時点の実績
回答時間:約30分
ミキワメは現在社内で活躍する社員の性格データを基に、候補者の採用おすすめ度を表示してくれる適性検査のツールです。従業員の誰に似ているかだけでなく各部署との相性もわかります。
【選定条件】
「採用に特化している」「公式サイトに導入実績が明記されている」「回答時間が30分以内」という条件に当てはまる中で、以下のものを選出しました。
・「HCi-AS」…上記条件の内、唯一の性格・メンタル診断特化ツール
・「不適性検査スカウター」…上記条件の内、唯一の不適性検査ツール
・「ミキワメ」…上記条件の内、唯一現職社員との比較が可能なツール