個人の能力や特性を測定し、それが特定の職務や環境に適しているかどうかを評価するのに活用できる適性検査。一般的な採用向けの適性検査にはどのような種類があるのでしょうか?この記事ではよく利用される適性検査についてわかりやすく紹介しています。
SPIは幅広く利用されている適性検査です。個人の性格特性や知的能力を客観的かつ科学的な方法で分析を行います。個人の性格特性や知的能力を測定することで、適切な職務や組織に配属するための情報を獲得することができます。
適材適所な人材配置で、社員の適応性やモチベーションを向上させ、組織の効率性や競争力を高めることが可能となります。
TAPは、候補者の性格や能力を客観的に評価し、面接時の重点ポイントを提案してくれる適性検査です。面接官は効果的な面接を行うことができるだけでなく、より適切な人材選択が可能となります。PC、タブレット、スマートフォンなどさまざまなデバイスやマークシート形式での受検が可能です。
受検方法は総合タイプ、性格タイプ、短縮タイプ、オプションから選択でき、ニーズや目的に応じて適切な検査を選択できます。
候補者のハードスキルだけでなくソフトスキルやその他の能力も分析できるSHL。候補者の適性をより正確に把握し、選考プロセスを強化することができます。多くのデータをダッシュボード上に一つにまとめ、直感的なグラフやチャートとして表示することで、情報を簡単に理解し分析することができます。
また受検者に個別のフィードバックを提供することで、モチベーションや意欲を高め、企業への定着率を向上させることができます。
JMATは年間500社以上の企業・約10,000名の方が受検(2021年7月時点公式サイトより)している、中堅社員に特化した適性検査テストです。中堅社員としての性格的・能力的適性を3つの職務タイプ別に測定し、全国の中堅社員層とデータの比較ができるのが大きな特徴です。
さまざまな職業分野で必要とされる9つの能力を分析できるGATBは、応募者の適性を包括的に評価可能。企業は自社のポジションに適切な検査を選択し、候補者の適性を客観的に判断することができます。さらに、自動音声やコンピュータによる判定処理サービスがあるため、検査の実施にかかる負担や時間を最小限に抑え、スムーズな選考プロセスが可能です。
個人の性格や特性を知るための検査ではなく、制限時間内にできるだけ速く正確に回答する最大能力を測定する検査のため、特別なスキルや知識がなくても回答できるのが特徴です。
それぞれの採用フェーズごとに活用しやすい特色を持ったおすすめの採用向け適性検査ツールを3つ紹介します。
2024年3月30日時点でGoogleにて「適性検査ツール」と検索した際に表示された公式サイトに掲載されている48ツールから選出。「採用に特化している」「公式サイトに導入実績が明記されている」「回答時間が30分以内」に当てはまる中から、それぞれ特色を持ったツールをおすすめとして掲載しています。
国内約8,000社、国外約1,000社
※2024年3月時点の実績
回答時間:約10分
受検者本来の行動的特徴と性格の本質を把握できるHCi-ASは、適性検査が当たっていないと感じる企業におすすめです。面接で見抜きにくいメンタル適性のチェックも可能。受検後すぐに報告書が確認できるスピード感も魅力です。
約32,000社
※2024年3月時点の実績
回答時間:約30分
面接の前に定着しない・成長しない・頑張らない人材を見分ける検査が可能な不適性検査スカウターです。問題となる特性を事前に発見し、面接の工数削減の他、人材採用の失敗を減らします。
約2,500社以上
※2023年11月時点の実績
回答時間:約30分
ミキワメは現在社内で活躍する社員の性格データを基に、候補者の採用おすすめ度を表示してくれる適性検査のツールです。従業員の誰に似ているかだけでなく各部署との相性もわかります。
【選定条件】
「採用に特化している」「公式サイトに導入実績が明記されている」「回答時間が30分以内」という条件に当てはまる中で、以下のものを選出しました。
・「HCi-AS」…上記条件の内、唯一の性格・メンタル診断特化ツール
・「不適性検査スカウター」…上記条件の内、唯一の不適性検査ツール
・「ミキワメ」…上記条件の内、唯一現職社員との比較が可能なツール