テレワークでも人材育成は可能なのか？

テレワーク・リモートワークでも対面時と同じように人材育成ができるのかどうか、不安に思う方が多いのではないでしょうか。対面でないと人材育成は難しいように思えてしまいますが、事前にリスクを把握しておけば人材育成をすることは可能です。
この記事では、テレワーク時代の人材育成の課題と気をつけるべきポイントを解説しています。

テレワーク・リモートワークの課題

テレワーク・リモートワークはオフィス勤務のようにコミュニケーションを取るのが難しいため、オフィス勤務での人材育成よりも難易度が高いのは否めません。隣で先輩の仕事の仕方を見て学び、肌で感じながら身振り手振りでコミュニケーションをとることができないため、思うように研修が進められない・画面越しでは伝わりにくいと感じてしまう部分がどうしてもでてしまいます。

しかし事前にテレワーク・リモートワークのデメリットを把握しておけば、適切な対策をすることが可能です。オンラインだからこそ気をつけるべき人材育成のポイントを下記にまとめました。

テレワーク中の人材育成の考え方

感覚的に行ってきたことを言語化する

コミュニケーションを取るのが難しいテレワーク・リモートワークでは、今まで感覚的に行ってきたことを言語化することが必要になります。また言語化することによって、改めて自分自身の理解を深めることにもつながります。

定期的に1対1の面談をする

テレワーク・リモートワークでは、「成長度合いを把握する」「気がついたときにアドバイスする」ということがしにくいため、意識的に接触する機会を増やす必要があります。定期的に面談をすることによって、困っていることやわからないことがないかなどメンバーのフォローアップをし、状況に応じて軌道修正することができます。

作業を細分化する

テレワーク・リモートワークは仕事の管理が難しく、生産性向上につながっているのか把握しにくいのが現状です。そのため作業を細分化し、定期的に報告することで業務進捗を確認し、業務プロセスの可視化をしておくのが重要と言えるでしょう。また作業の細分化は進捗を確認できるだけでなく、おおよその時間配分も把握できるため効率的に業務を進めることができます。

まとめ

テレワーク・リモートワークでは自然にゴールをイメージすることが難しいため、事前に育成のゴールを設定し、イメージを共有することが大切と言えるでしょう。そのためにはわかりやすく言語化されたマニュアルと、定期的なフォローアップが必要不可欠となります。

新人育成の本質そのものは変わりませんが、対面時以上に丁寧さが求められるテレワーク・リモートワークでの人材育成。この機会に、従来の人材育成方法を見直してみてはいかがでしょうか。

【特集】自社の採用課題を解決できる
おすすめの適性検査ツールを見る